日本構想学会は非営利の学術団体であり、設立趣旨はつぎのとおりです。
第一に、わたしたちが創出されるさまざまな構想を、領域横断的に一堂に集め、それらを供覧しあい、討議を交わし、探究、研究しあうことでそれぞれの構想の一層の発展に資するための場を設けます。
第二に、種々の構想の基底にある構想力の性質を研究するための機会を構成し、もっておそらくは認識・行為・存在にかかわる統合知と考えられる構想にかかわる学術を育成し、その発展に寄与します。
混迷と転機の時代。それを反映して、さまざまなところで多くの構想が提起されています。しかし、この「構想」という概念に対する考察は諸学術分野をつうじていまだ不十分のようにみえます。
日本構想学会では、構想と、そのもととなる構想力とは何なのかを明確にするための総合的な言論、研究、発表の場を形成します。
すぐれた構想、ないし構想者が存在し、それとは別にそれらを必要とする機会や人が存在しています。すぐれた構想は多分にアーティスティックな活動のようにも見受けられます。その理解と適用、あるいは実現には構想者とは別様の機能や力が必要なのかもしれません。構想の存在をつまびらかにし、それをより有効に活かしてゆく場、また単なる取引の市場ではなく、その知識交換や交歓が多様な異分野間での理解を促進し、さらなる構想の発展を生みだすような、多分野縦横断な実践の響創場を形成します。
構想者は一面、冒険家としての性格を強くもつように思われます。すぐれた構想や構想者は型破りという意味において社会にとって稀少な存在でもあり、その積極的な発掘と支援が求められているように思われます。
豊かな社会と文化を見据え、日本構想学会は異才に輝いてもらうことに積極的でありたいと思います。積極肯定的な意味で現社会にとっての先駆異端や異質な先覚的存在、とりわけその行為に発露する創造性に焦点をあてて、それを応援し活性化します。
(1)年に一回、通常は12月第一土曜日に、年次大会を開催し、構想カーニバルと称し、広い分野にわたる構想の提起、プレゼンテーション、交流の場を設け、会員による構想、構想力、構想学にまつわる諸研究や探究の成果発表や過程報告、あるいはラウンドテーブルによるディスカッションの場をプロデュースしています。
(2)構想にかかわる各種研究会やサロンを設け、実施しています。
(3) 学会誌『構想』(当ウェブサイト上の電子ジャーナル)を発行し、会員を中心とする研究論文、評論、記事、随筆、写真、イラスト等の掲載、発表の場を設けています。この『構想』は年単位での巻構成ですが、作品は受稿順に逐次掲載しています。
(4)当ウェブサイトをつうじて構想関連の各種情報を発信しています。
(5)構想に関連した各種啓蒙活動を実施しています。
(6)以上をつうじて「構想」にかかわる営みを総合的に支援、促進しています。